| 『パーフェクト・キッス』★ | 
| ISBN | 4-06-190438-8 | 
| あらすじ | あたし、百武千晶。都立高校2年生。 名目上はあたしのイトコで、ボーイフレンドのホシオと、うちの高校の事務員・小泉今日子さんは、
なんと、本当は、エイリアンなんだ。
 エイリアンなんて、二人だけで十分よ!と思っていたあたしは、夜の渋谷で、真っ赤な髪(!?)の
青年にナンパされたの。彼も……。
 でも、その時はまだ、。彼がきっかけとなって、あたしとホシオが、ファースト・キス(!!ハート)
するなんて、思ってもいなかったんだ……。
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| 目次 | プロローグ 1声
 2彼氏
 3トサカ
 4緑色の目
 5無類の甘党
 6観覧車のキス
 7ジョナサンの話
 8アイスカフェオレ
 9エイリアン全員集合
 10パーフェクト・キッス?
 エピローグ
 あとがき
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| あとがきハイライト | ・また、変なキャラクターが増えてしまいました。もちろん、「ただシンプルに、ジョナサン」
のことですけど。なぜか好きなんですよね、こういう異常なノリの人。 | 
| 感想 | 出た、ジョナサン。地球の年齢で言うと64だったのか。忘れていたよ。じじぃだったのね。
シジジシジシシュ(シジジジジ・シジジシシシュ)の人は年より見た目若いし地球人とは何かと違うと
いえば違うのですが。大好きだ、ジョナサン。 "あたしとホシオは、同じ人間。"と心から喜ぶ千晶に当時は違和感を覚えたものですが、
"『違う星に生まれたってだけだ』""『おんなじだ、みんな』"っていうジョナサンの言葉は心に
くるものがありますね。とてもシンプルで初歩的ですが。ジョナサンが言うと説得力がある。
"「何人くらいのエイリ…同郷人に遭ったの? これまで」"っていう千晶は芸が細かくて好き。
 シジジシジシシュでは神聖で人前では完全にタブーというキスですが(実際あの星ではどういう
行為なのかと想像すると顔がにやっとするんですけど)、改めて見ると"パーフェクト・キッス
(完璧なキス)"ってすごいタイトルですね。
 ジョナサンの「コーヒー牛乳」ことカルアミルクを合法的に飲める歳になってしまったなんて。あぁ。
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