| 『夢の中のダンス』★ | 
| ISBN | 4-06-190410-8 | 
| あらすじ | あたし、百武千晶。都立黄島高校2年生。 ホシオ−−百武星男は、名目上はあたしのイトコだけど、本当はエイリアンなの。
 あたしたちの高校に、新しい事務員がやってきた。その人は、なんと、かつてのホシオの
恋人であり、『星から来たボーイフレンド』の悪役でもあった、小泉今日子だったの……。
 これは、クリスマスの一週間前、星男がかつての恋人に再会した朝から、クリスマスイブの夜
までの、あたしたちの物語です。
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| 目次 | プロローグ 1月曜の朝
 2月曜の昼
 3月曜の夜まで
 4火曜を飛ばして水曜の夕方、そして悪夢の木曜
 5悪夢の木曜は続く
 6金曜の放課後から土曜の放課後まで
 7日曜、すなわちクリスマスイブ
 エピローグ
 あとがき
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| あとがきハイライト | ・[巻末付録]人名(その他)辞典 | 
| 感想 | この作品になってくると千晶という子が素直に受け入れられるようになってきました。それは私の
慣れ以上に、ひとえに津原やすみ側の慣れだと思っているのですがどうでしょう。のちのあとがきで、
"この作品(『ボクの理科室へおいで』)のラストで、シリーズを通してのテーマが見えてきてしまったの
です。"とありますが、千晶とホシオの結末とか後日談を知った上で読んでいくとこの作品(『夢の中の
ダンス』)から徐々に、しかし確実に伏線らしいものが見えてきたりして楽しいです。"架空の国の、
架空の都市を舞台にした、大ラブロマンスで……なんて。"とか小泉今日子の行動の真意とか。
昔はその辺何も考えずに半ギャグぐらいで読み飛ばしていたのに。 "あたしがこれまで思っていたより、ずっとずっと、素敵な女の子たちだった。""男の子たちの目
には、女の子はみんな、あんなふうに素敵に映るものなのかしら?"今読み返すとラスト近辺この辺が
心に残りました。私も変わったな。
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